祈り。

2011年08月01日

昨日、7月31日は私の父方の祖母の7年忌と叔父の33年忌でした。
この日は沖縄本島や内地から多くの親戚が集まりました。

6年前。
「おばあちゃんの容体が良くない」との父からの連絡に
当時、湊斗をお腹の中抱え(6ヶ月でした)、石垣島へ。

病院へ駆けつけると親戚たちに囲まれた祖母。
久しぶりに会った祖母はとても小さく感じました。
次々に駆けつけてくる親戚をひとりひとり待っているかのように
祖母の顔はすごく穏やかで綺麗でした。

呼びかけても反応しない祖母の手を取って、そっとお腹にあてて
「ばあちゃん、もう少しで男の子が生まれるからね。
 元気な赤ちゃんが生まれてくるように見守っててね。」と
話しかけました。
その時の祖母の手はとてもしわしわで細くて・・・
この手が私たちの時代を築き上げたんだ、と感じ、感動しました。
祖母の手はものすごく温かかった。

祖母が息を引き取って、最期のお別れのとき。
棺に横たわる祖母は綺麗に化粧されていました。
お別れの言葉を言うために祖母をのぞき込んでみると
「ばあちゃん、とっても可愛いよ」が私の最初の言葉でした。
そして「今までありがとう。これからもよろしくね。」と
私が小さい頃、よく祖母がしてくれたように
両手で祖母のおでこや頬をたくさんなでました。

告別式の時は全然涙なんて出なかったのに・・・
泣くどころか「ばぁちゃん、長生きしたね~」と
笑いながらみんなで昔を思い出して笑っていたのに・・・
火葬場へ行き、祖母の棺が中へ入れられた瞬間、
急にこみ上げてくるものがあり、涙が止まりませんでした。
ホントにホントに、これが最期の別れなんだと感じて。

毎年夏に遊びに行った時の
迎えてくれた祖母のくしゃくしゃな笑顔。

いつもどこからか取りだしてきて「食べなさい」と
差し出してくれた黒砂糖(食べないと怒られた)。

よくつないでくれた手。

夏休みが終わり帰るときに見送りしてくれなかった祖母。

でも振り向くと、いつも自分の部屋から大きく片手を振り
もう一方の手で涙を拭きながら見送ってくれていた祖母。


今でも昨日のことのように祖母を思い出します。

祖母との思い出はたくさんたくさんあるけれど、
最近、「祖母が居たら・・・」って思うことがよくあります。

子どもを持った今の私をばぁちゃんに見せたかったなぁ~。
私の幼少時代にやってくれたように「よく来たね~」と
子どもたちの頭や顔をくちゃくちゃにしてもらいたかったなぁ~。
ばぁちゃんの子育て話を聞きたかったなぁ~。



大好きだったばぁちゃん。
いつも近くに感じます。
これから先もずっとそう。


祈り。














花名:紫苑(しおん)
花言葉:君を忘れない

※写真はフリーダウンロードサイトより。
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Posted by minatokei at 08:15 │私事日記。